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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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実在したフランスの道化コンビ「フティット&ショコラ」の友情、そして人種差別

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「秘密 THE TOP SECRET/大友啓史監督」原作ファンも漫画読まずの映画ファンも楽しめます。突っ込みどころ満載!「るろうに剣心」はフロックだった?

映画

大友啓史監督といえば、あの「るろうに剣心」の監督ではないですか!

と、DVD でしか見ていないのですが思いの外良い印象でしたので、一度劇場で見てみようと出掛けました。「シン・ゴジラ」に続いて、メジャー系の日本映画を連続鑑賞です。

サスペンスものとのことで、多少は事前情報を入れておいたほうがいいかと思い、公式サイトをのぞいて、脳内捜査? 記憶の映像化?

んー、大丈夫かな? と一抹の不安を抱えつつ…。

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公式サイト


通常、上の引用に簡単なあらすじを入れているのですが、しょーもないのでやめました(笑)。

 

それにしても、これ本当に、あの「るろうに剣心」の監督の映画? と疑いたくなりますし、逆に言えば、「るろうに剣心」は、フロック? 単なる看板監督? と言いたくなりますね。

 

ストーリーについては、原作もあることですので簡単にはどうこう言えませんが、いずれにしても、まとまりを欠いていることから考えれば、要はシナリオがダメということでしょう。

それでもなんとか出来るのが映画における監督という立場ではないかと思うのですが、日本映画もメジャー系では分業化がすすんで「映画=監督のもの」ではなくなっているのかもしれません。 

ただ、映像の不統一感や時代設定の不明確さは明らかに監督の責任ですし、それに、何を置いても重要な人物配置やキャラクター設定がむちゃくちゃなのは言い訳できないでしょう。

目立つところで言えば、なぜ刑事の眞鍋駿介(大森南朋)はいつもハイテンションで怒鳴りまくっているのでしょう? 超エリートの青木一行(岡田将生)がエリートらしくない立ち振舞ばかりするのはなぜなんでしょう?

そもそも、薪剛役の生田斗真にワンパターン演技を繰り返させているのは、監督に人物造形のイメージがあるのだろうかと疑いたくなります。

現場の刑事は怒鳴り散らすだけで役立たず、エリートは後ろ手に腕を組み常に冷静さを演技する、新人はエリートといえどもいざとなると冷静さを失い過ちを犯す、こんな感じの一面的な人物イメージなんですかね。

 

すでに死んでいる人物も、皆中途半端でした。

貝沼清孝(吉川晃司)はストーリー的にも何だかよくわからない人物でしたし、鈴木克洋(松坂桃李)なんていらないんじゃないのと思いますし、露口浩一(椎名桔平)も、あれだったら顔出さなくていい程度の存在でしょう。

 

ヴィジュアル面もバラバラでしたね。

「第九」のビルらしきエントランスの無機質空間、「第九」のいかにもスタジオセット臭い空間、室長室のレトロっぽい、そして入口のドアから2,3段降った半地下イメージの空間、青木の自宅の純和風空間、そして何の絡みもないリリー・フランキーのいた無国籍空間、とにかく意味不明なバラバラ加減でした。

 

こういう荒唐無稽な映画を楽しむ唯一の拠り所は、こうしたヴィジュアル的なものや人物造形がバランスよく配置されていることだと思いますし、それが出来るのは監督しかいないでしょう。

 

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