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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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たかが世界の終わり

監督:グザヴィエ・ドラン

グザヴィエ・ドラン、会話劇で新境地

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ショコラ 君がいて、僕がいる

監督:ロシュディ・ゼム

実在したフランスの道化コンビ「フティット&ショコラ」の友情、そして人種差別

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ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

監督:ピーター・ソレット

エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。

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みかんの丘

ザザ・ウルシャゼ監督

この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

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「ヒメアノ~ル/吉田恵輔監督」真ん中辺りで一気にテイストを変えようとした洒落た真似(笑)に大いに期待するが、その後ややもの足らず

映画

タイトルもよく分からないですし、特に興味があったわけでもないのですが、何となく見に行きました。

知っている俳優さんは濱田岳さんくらいで、その印象もゆるい系、癒し系といったところですので、ああ、こういうコミカルなほんわか系の映画なのねと、中学生の告りドラマを見るような目でにやにや(ちょっと違うか?)しながら見ていたのですが…

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この世の不条理、深層心理の屈折した感情、コミカルな恋と友情、ポップなギャグなど、古谷実原作の独特な要素を含みながら、連載当時その過激な内容から物議を醸した、問題作にして伝説的コミックが遂に映画化!


ちょうど中ほどだったと思います。

すみません、実は、それまで適当に見ていましたので、映画のトーンを変える何かのシーン、カットがあったのですが、何だったのか全く記憶していません。

とにかく、何かがあって、結構攻撃的な音楽とともに、そこで初めてタイトルやキャストが出るという洒落た真似をしていました(笑)。

と、ほぼそこでその先の映画のトーン、前半のコミカルな恋愛ドラマ系の雰囲気から、多分ダークなクライム系の映画に変わるのだなと読んで、これは面白そうだと相当期待して前のめりになったわけです。

 

後半、んー、まあ悪くはないのですが、その期待が大きかったのか、正直、ややかったるかったです。出来るなら、後半は森田(森田剛)視点の映画にして、ハードにぐいぐい引っ張っていって欲しかったですね。

原作を全く知りませんし、単純に映画的視点で書いているだけですが、前半は、どちらかといいますと、岡田(濱田岳)視点の映画なわけですから、後半は、岡田の出番を減らし、岡田とユカ(佐津川愛美)のベッドシーン(という言葉の雰囲気ではない)にしても、もう少し工夫をこらして撮って欲しかったです。

森田がユカの喘ぎ声をアパートの下から聞くカットがありましたが、ああした雰囲気をもっと取り入れて、暗さと陰湿なトーンで後半をまとめられれば、結構期待通りだったのですが、何だか散漫な感じになっていました。

森田剛さんを知らず(名前も先ほど知った…)、濱田岳さん主演の映画だと思ってみていましたので、なんだこれなら森田剛主演じゃないのと、何とも的外れな感想を持って見ていたわけです。

話変わりますが、「いじめ」というのは本当に現代的テーマなんですね。ただ、こんな描き方で何かに迫れるとは到底思えません。それだけに、後半はもっとスタイリッシュにするとか、徹底的に無機質さを出すとか、妙に感傷的な音楽や涙はいらないでしょう。

吉田恵輔監督、多分初めてです。監督作品を見てみますと、多くはタイトルは知っているが、という映画です。何か見てみようと思います。

 

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