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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

監督:ピーター・ソレット

エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。

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みかんの丘

ザザ・ウルシャゼ監督

この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

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アスファルト

サミュエル・ベンシェトリ監督

人生あれやこれやいろいろあってもまだまだ捨てたものじゃないと気持ちが和らぎます

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ラサへの歩き方 祈りの2400km

チャン・ヤン監督

ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。

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最新記事

「パレードへようこそ/マシュー・ウォーカス監督」ラストも過剰ではなく程よい感動をもたらしてくれます。気持ちのいい映画でした。

映画

ベタだけど感動しますね、こういう映画は。テンポもいいですし、いろいろ細かいエピソードをちりばめて楽しませてくれます。

実話を元にした作品なんですね。

1984年、サッチャー政権下の荒れるイギリス。始まりは、ロンドンに住む一人の青年のシンプルなアイデアだった。炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、彼らとその家族を支援するために、仲間たちと募金活動を始めたのだ。しかし、全国炭坑組合に何度電話しても、寄付の申し出は無視される。理由は一つ、彼らがゲイだから。炭坑組合にとって、彼らは別世界の住人でしかないのだ。そこへ、勘違いから始まって唯一受け入れてくれる炭坑が現れる! 寄付金のお礼にと招待された彼らは、ミニバスに乗ってウェールズ奥地の炭坑町へと繰り出すのだが──。(公式サイト

イギリスってこういう映画をうまく撮る監督が多いですね。

炭鉱町の話ということで「ブラス!」「リトルダンサー」が公式サイトでも名前が上げられていますが、「フル・モンティ」とか「キンキーブーツ」とか、気張った感じがなく、涙あり笑いあり(ベタな言い回し)のエンターテイメント性豊かな、それでいて結構メッセージ性もあるいい映画がたくさんあります。

じーんとさせられ涙が流れる場面がいっぱいあります。

LGSMの支援を受け入れることになったウェールズの炭鉱労働者のダイ(パディ・コンシダイン)が、初めてゲイと会ったと戸惑いながらもゲイクラブでスピーチするシーン、うまいですね。逆にLGSMのメンバーがダイ達に招待され、保守的な田舎町で偏見の目にさらされながらもジョナサン(ドミニク・ウェスト)のダンスに皆が魅了され、一気に交流が始まるところもなんだか浮き浮きしてきます。現実はそううまくいかないとは思いますが、音楽とダンスがそんな気持ちも吹っ飛ばして、こういうこともあるさなんて思わせてくれます。

LGSMの人たちも、炭鉱町の人たちも皆個性豊かで楽しませてくれます。当然ながら誹謗中傷や人を傷つける行為もあるのですが、そのことを深く追うこともなく、うまい具合にバランス良く話を進めていきます。

ラストも過剰ではなく程よい感動をもたらしてくれます。気持ちのいい映画でした。