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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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たかが世界の終わり

監督:グザヴィエ・ドラン

グザヴィエ・ドラン、会話劇で新境地

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ショコラ 君がいて、僕がいる

監督:ロシュディ・ゼム

実在したフランスの道化コンビ「フティット&ショコラ」の友情、そして人種差別

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ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

監督:ピーター・ソレット

エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。

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みかんの丘

ザザ・ウルシャゼ監督

この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

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「パリよ、永遠に/フォルカー・シュレンドルフ監督」日本でこういう映画が生まれないのはなぜなんでしょう?

映画

ドイツ人であるフォルカー・シュレンドルフ監督がフランスでこういう映画を撮るということがドイツとフランスの成熟した関係を現しているということなんでしょう。残念ながら、なかなか日本はこうはいっていないのが現状です。

元が舞台劇であり、主役の二人が舞台での配役と同じ(かな?)ということもあるのでしょう、少し演技が濃密すぎる感じがします。舞台ですとこれぐらいじゃないとなかなか伝わらないのですが、俳優の表情が間近に伝わる映画ではちょっとばかりくどく感じます。

それだけに、時々挿入されるモノクロの実写フィルムが浮いた感じで、リアリティをもたせようとしたのならば、逆効果になっていたように感じます。

それにしても「パリ」という存在はヨーロッパでも特別な存在なんですね。

映画としてはあまり良い出来とは思えませんが、考えさせられることはたくさんあります。そのひとつは、日本でも、「永遠の0」などという内向きで自己満足的な戦争(を扱った)映画でない、こうしたものが撮られることを望みます。

1944年8月25日未明のパリ。リヴォリ通りに建つホテル ル・ムーリスにパリ防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍率いるナチス・ドイツ軍が駐留していた。そこに、アメリカ・イギリス・自由フランス軍からなる連合軍が防衛線を突破し、パリ市街に近づいてきたと電報が届く。連合軍の進撃にレジスタンスは活気づく。ドイツの敗北は時間の問題。
ヒトラー総統が計画した「パリ壊滅作戦」を実行するための作戦会議が始まった。ヒトラーはパリを愛した。だが、戦闘によってベルリンが廃墟となった今、パリだけが輝いているのは許せない。ただそれだけのための、「戦略上何の意味もない」壊滅作戦。爆破箇所は、ポンヌフを除く市内33本すべての橋、ノートルダム大聖堂ルーヴル美術館オペラ座・・・地図を広げ、建築技師の説明を聴くコルティッツ。会議が終わり、ひとり部屋に残ったコルティッツがベルリンからの電話を受けたと同時に部屋の明りが消える。明りが戻った時、そこに一人の男が立っていた。(公式サイト