読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

f:id:ausnichts:20161209174610j:plain


ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

監督:ピーター・ソレット

エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。

>>

f:id:ausnichts:20161021170437j:plain


みかんの丘

ザザ・ウルシャゼ監督

この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

>>

f:id:ausnichts:20160927203525j:plain


アスファルト

サミュエル・ベンシェトリ監督

人生あれやこれやいろいろあってもまだまだ捨てたものじゃないと気持ちが和らぎます

>>

f:id:ausnichts:20160908141530j:plain


ラサへの歩き方 祈りの2400km

チャン・ヤン監督

ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。

>>
最新記事

「あの日のように抱きしめて/クリスティアン・ペッツォルト監督」三人の人物描写が浅いけれど、メロドラマとしてはほど良いところかも。?な邦題もぴったりか?

映画

「東ベルリンから来た女/クリスティアン・ペッツォルト監督」の最新作ですね。

f:id:ausnichts:20150920170422j:plain

1945年6月ベルリン。元歌手のネリーは顔に大怪我を負いながらも強制収容所から奇跡的に生還し、顔の再建手術を受ける。彼女の願いはピアニストだった夫ジョニーを見つけ出し、幸せだった戦前の日々を取り戻すこと。顔の傷が癒える頃、ついにネリーはジョニーと再会するが、容貌の変わったネリーに夫は気づかない。そして、収容所で亡くなった妻になりすまし、遺産を山分けしようと持ちかける。

「夫は本当に自分を愛していたのか、それとも裏切ったのか――」。その想いに突き動かされ、提案を受け入れ、自分自身の偽物になるネリーだったが・・・。

この映画は、見終わってから疑問に思うことが多すぎます。

顔が変わったからといって妻が分からないことはないだろうなんてことは、それを言ったら映画じゃなくなってしまいますので、それは置いておいても、大きな疑問のひとつは、レネ(ニーナ・クンツェンドルフ)の存在です。

レネの自殺があまりにも唐突です。

深読みすれば、ネリー(ニーナ・ホス)に対する恋愛感情ということになりますが、仮にそうだとしても、映画が何も語っていないものを深読みしても無意味でしょう。

そしてもう一つの大きな疑問は、ラストに再会する友人たちです。

夫であるジョニー(ロナルト・ツェアフェルト)にも分からないくらい顔が変わっているネリーをどうして彼らはネリーと分かったんでしょう?

皆が駅で待ち受けるわけですから、誰かが、ネリーが顔が変わった状態で帰還すると伝えたと考えるべきでしょうが、そうしますと、今度は、ネリーが「スピーク・ロウ」を歌った時の表情がよく分からなくなります。

彼らは、ジョニーの呆然とした表情と全く同じ表情をしていたのです。彼らもジョニーとグルだった? そこまで深読みしたら違う映画になってしまいます(笑)。

まあ、いずれにしても、三人共に心の揺れが読み取れない一本調子の映画でした。

東ベルリンから来た女 [DVD]

東ベルリンから来た女 [DVD]