そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

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紅葉/谷汲山華厳寺

11月21日、日曜日。気温が20度近くまで上がり、絶好の紅葉狩り日和となった。

当初、近場の瀬戸岩屋堂行きを考えていたのだが、たまたま見たフリーペーパーで華厳寺を目にし、こちらもいいかなと急遽変更することにした。

名古屋から大垣までJRの快速で30分、大垣で樽見鉄道に乗り換える。

行楽シーズンの日曜日、混んでいるかと思ったが、意外にも座席が満席になる程度だった。大垣発10時37分と、やや遅い時間だったからかも知れない。そして、およそ40分で、谷汲口に到着、華厳寺行きのコミュニティバスが連絡して、待っていてくれる。

予定では、先にそのまま華厳寺の先にある横蔵寺へ行くつもりでいたのだが、他の乗客の話によると、横蔵寺へは華厳寺でバスを乗り換えなくてはいけないらしい。

などといった話を聞きながらバスは進んだのだが、あいにく道路は混雑し、華厳寺到着が10分ほど遅れ、横蔵寺行きの連絡バスはすでに出てしまっている。「おい、おい」思わず声が出る。「普通待つだろう」

気を取り直し、華厳寺の紅葉を楽しむことにした。


ここ華厳寺は、桜の名所でもあり、参道は桜と楓が交互に植えられており、どちらももう一つインパクトに欠けるが、それでも、境内はかなりきれいだった。


本堂を過ぎて少し行くと、ため池があり、秋の澄んだ空と様々に色づいた山、そしてそれらが水面に映った様はとても美しかった。参道から本堂辺りはかなりの人手だったが、そこまで足を運ぶ人は少なく、座り込んで昼食を取ったのだが、時々カップルがやってくる程度で、ゆっくりと秋を感じることができた。



華厳寺の秋も堪能し、さて、横蔵寺へいってみようと本堂を裏手から横切ると、常香爐からの煙が逆光の中で紅葉といいコントラストを成していた。

で、その後の顛末。

行きの道路の混雑とバスの件を思い出し、果たして横蔵寺へ行って、帰りの電車に乗れるのかと不安になる。何せ樽見鉄道は1時間に1本あるかないかのダイヤ、一応バスはそれに連絡するようになっているが、電車がバスの遅れを待つことはないだろう。

結局、横蔵寺行きのバスの運転手に尋ねるも、どうも視点が違うのか、話がかみ合わず、もちろん確証など得ることなどできないことは分かっての質問なのだが、不安をぬぐい去ることはできず、あきらめることになった。

ということで、当初の予定通りの帰りの電車に乗って帰路についた。大垣駅近く、JRと並行して走る樽見鉄道、夕陽に反射する線路が眩しかった。

詳しい説明は避けるが、帰りの樽見鉄道に揺られながら、奇妙な感覚にとらわれた。

その時私は、何かの理由で、20年ほど前ならもちろん核戦争でだが、地球が滅亡した後、どこへ移動しようとしているのか、焦点の定まらぬ目をした乗客たちと共に電車に揺られているのだ。