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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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パリ、恋人たちの影

監督:フィリップ・ガレル

(ほぼネタバレ)恋に悩む男女におすすめ、大人になるために。

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ブラインド・マッサージ

監督:ロウ・イエ

(完全ネタバレ)これに金熊を与えなかった審査員が信じられない!

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たかが世界の終わり

監督:グザヴィエ・ドラン

グザヴィエ・ドラン、会話劇で新境地

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ショコラ 君がいて、僕がいる

監督:ロシュディ・ゼム

実在したフランスの道化コンビ「フティット&ショコラ」の友情、そして人種差別

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ペルシャ猫を誰も知らない

映画

イランという国も、その現在を知ることが難しい国の一つだが、この映画を観ると、「ああ、いっしょなんだ…」と、あらためて思う。

およそポップミュージック=アメリカ的と考えられるからなんだろう、出てくるミュージシャンすべてが、逮捕の危険を感じ、アングラ的活動をしている。と言っても、皆、それほど悲愴的ではなく、逮捕されても、警察を口でまかしてしまうほど、タフだ。

しかし、映画としては、なかなかつかみづらい。いつまでたっても、ドラマ(を描こうとしているわけではない)がどう展開していくのかはっきりしない。アシュカンとネガルが、自分たちの音楽をやるために、ロンドンへの脱出を計画し、また最後のコンサートをやるために、仲間を募ったり、偽造パスポートを手に入れようとするわけだが、その間に、たくさんのバンドが紹介される。そう、まさにバンドの紹介のように、映画は進んでいく。

撮影は...、もちろん室内の撮影はきちんと撮られているのだが、街中の撮影は無許可のゲリラ撮影をしたらしく、映画の半分くらいを占めているのではと思われる、それぞれのバンド演奏の映像は、まるでMTVのように、街の風景や出演者の何気ない映像のカットバックが繰り返される。

まあ、それはそれ、それこそイランの現在が感じられ、悪くはない。

ラストは予想を覆させられた。展開としては当然、アシュカンとネガルの最後のコンサートで盛り上げるのだろうと思っていたら、全くの逆だった。私には、そのことで印象に残る一作となった。

やや見逃し気味だが、あれはネガルの自殺のカットだったのだろうか? DVDを待つ。