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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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パリ、恋人たちの影

監督:フィリップ・ガレル

(ほぼネタバレ)恋に悩む男女におすすめ、大人になるために。

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ブラインド・マッサージ

監督:ロウ・イエ

(完全ネタバレ)これに金熊を与えなかった審査員が信じられない!

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たかが世界の終わり

監督:グザヴィエ・ドラン

グザヴィエ・ドラン、会話劇で新境地

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ショコラ 君がいて、僕がいる

監督:ロシュディ・ゼム

実在したフランスの道化コンビ「フティット&ショコラ」の友情、そして人種差別

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最新記事

映画「奇蹟がくれた数式」 あまりにも内容がなくビックリ!

ケンブリッジ大学のハーディ教授役のジェレミー・アイアンズさん、先日「ある天文学者の恋文」を見たばかりです。 こういう知的な役が似合う俳優さんなんですね。 一方のデヴ・パテルさんは「マリーゴールドホテルで会いましょう」以来です。 監督:マシュー…

映画「みかんの丘」この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

さすがに現代では帝国主義戦争は起きにくくなっていますが、民族紛争はいたるところで起きています。シリア内戦、南スーダン、毎日のように何人死亡などと記事になっています。 この映画は、そうした民族紛争(戦争)の、ある意味核心をとらえた素晴らしい映…

映画「ゆれる/西川美和監督」 ブログ復刻版?

「永い言い訳」を見た際に、そういえば「ゆれる」について何か書いたはずだと思い、探しましたらありました(笑)。 ゆれる 発売日: 2016/09/14 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 以下、2006年当時に書いた文章です。 で、「ゆれる」です…

映画「永い言い訳」 監督自身の永い言い訳を聞いているようだ。男の影のような女の描き方は「ゆれる」と同じだね。

「ゆれる」以降、単独作品は全て見ているのですが、何も書き残していないようで、このブログ内に何もありません。なぜだろう? と考えながら、ウィキで西川美和監督の作品リストを見ていましたら、すごいですね。独擅場(どくせんじょう)です。 ゆれる(200…

映画「とうもろこしの島」グルジアとアブハジアの境界、悠久の大河エングリ川よ、人の争いなどきれいさっぱり流し尽くしてくれ…。

ジョージアは、「やさしい嘘(リンクは「バベルの学校」)」という映画を見て以来、気持ちの中だけですが、妙に親近感のある国です。最近では「放浪の画家ピロスマニ」という映画も見ています。この映画、良かったです。「当サイトおすすめ映画」に上げてい…

映画「淵に立つ」 ひとこと、筒井真理子さんを絶賛の映画です。

今年のカンヌ「ある視点」審査員賞を受賞しています。 面白いですね。ですが…(は、後で)。 深田晃司監督の映画は、「ほとりの朔子」「東京人間喜劇」に続いて三作目です。えらそうな言い方ですが、だんだん映画らしく洗練されてきています。 一貫している…

映画「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」 第二次大戦時の日米が描かれていますが、偏見もなく、バランスの取れた優しい映画です。

日本人から見れば、広島、原爆、ジャップが気になってしまう映画ですが、基本は少年ペッパーの交流と成長物語でしょう。 それに、原爆投下の善悪については、ごく一般的なアメリカ人の認識そのものなのだと思います。 監督は、メキシコ人のアレハンドロ・モ…

映画「アスファルト」再見。一枚一枚考え抜いて撮られたカットを丹念に積み上げた映画だからこそ持ち得る情感があります。

あまりの素晴らしさに、知らぬ間に再び劇場に足が向いていました(笑)。「アスファルト」再見です。 ところで、「再見」って、中国語にもあり、「さようなら」とか「またね」みたいな意味なんですね。See you again. と同じですね。 今回は夜7時くらいから…

映画「ジャニス リトル・ガール・ブルー」 単純な伝記ものっぽくややもの足りないけれど、動くジャニスを堪能できます。

「ジャニス・ジョプリン」 時代とともに記憶されているスターであるがゆえに、知っているようで知らない人物のひとりです。 よく分からないままにレコードを買った記憶があります。 ドラッグのせいで亡くなったことをいつどこで聞いたかは覚えていません。 …

映画「高慢と偏見とゾンビ」原作の良さにつられてみた映画に良作はない、の定説でいけば原作本に大いに期待?

高慢と偏見とゾンビ?? タイトルを見たときには、B級ねらいのキワモノ(ちょっと使い方が違う?)か?と思ったのですが、何と同タイトルの原作小説があるということで、それも公式サイトによりますとベストセラー本らしく、原作も読んでみなくっちゃいけま…

映画「アスファルト」人生あれやこれやいろいろあってもまだまだ捨てたものじゃないと気持ちが和らぎます

いやあー、今年のベストでしょう!! おしゃれですし、シュールですし、切ないですし、ナンセンスですし、笑えますし、ほっこりしますし、映画として冴えていますし、完璧でしょう! ですが、観客は私を含め3人でした(涙)。 団地の故障中のエレベーター。…

「エル・クラン/パブロ・トラペロ監督」 面白い題材なのに、実話ベースであることと、その内容の奇妙さ異様さにおんぶしすぎている

これは宣伝が大成功の映画ですね。 プロデューサー アルモドバルに、この予告編(いきなり音が出ます)、そりゃ誰もがぶっ飛んだ映画に違いないとむちゃくちゃ期待しますわね(笑)。 まあ、これが実話って言うんですから、確かに、ぶっ飛んでいるといえばぶ…

「ある天文学者の恋文/ジュゼッペ・トルナトーレ監督」 全編、オルガ・キュリレンコの魅力とエンニオ・モリコーネの叙情的旋律を楽しむ映画

ジュゼッペ・トルナトーレ監督、結構見ていますね。 「ニュー・シネマ・パラダイス」は DVDを含めれば何度も見ていますし、意外と好きなのは「マレーナ」で、シチリア島ののんびり感(知らないけれど)とモニカ・ベルッチの悩殺ボデーのアンバランス感といい…

「だれかの木琴/東陽一監督」 常盤貴子と池松壮亮の存在感が映画をきめている、誰にでもストーカーになれそうな気がする映画?

よく分からないけど、この映画面白いです(笑)。 何が「よく分からない」かは後回しにして、東陽一監督の映画は「サード」以降何も見ていなくて、30年ぶりに見た「酔いがさめたら、うちに帰ろう」を見てがっかりした話はこちらなんですが、この「だれかの木…

「オーバー・フェンス/山下敦弘監督」 オダギリジョーと蒼井優、この湿っぽすぎる男女は佐藤泰志ではなく、高田亮のもの(多分)

こんな男女の話でしたっけ? 佐藤泰志さんの作品は、発表されているもの全てを読んでいますが、かなり記憶が薄らいでいるようで、こんな話だったかなあ…というのが映画の印象です。職業訓練校の男たちの人間関係と整理がつかない妻との関係が中心で、特別男…

「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲/クロード・ルルーシュ監督」大人の恋愛映画というより、むしろ壊れることを恐れない若さあふれる男と女たちの恋愛映画

このしょうもない話(笑)をこれだけの映画にするってのは本物の巨匠です。 マジでです。 尾ひれがくどいことを除けば、まったくもってうまいですし、まったくもって面白いですし、現実と夢と妄想を見事に違和感なく融合させて、男と女 Un homme et une femm…

「映画よ、さようなら/フェデリコ・ベイロー監督」後半、一転して、え?何起きるの?と、ハラハラドキドキ感が面白い。

何だよ、このハラハラドキドキ感は!? って言うくらい、退屈な前半(スマソ)から一転、後半のサスペンスタッチが面白い映画でした。 前半は、邦題の「映画よ、さようなら」の通り、資金難で閉鎖せざるを得なくなったシネマテークの館長と支配人でしょうか…

「イレブン・ミニッツ/イエジー・スコリモフスキ監督」 78歳とは思えない映画、いや巨匠と言われる78歳だから撮れたのでしょう。

イエジー・スコリモフスキ監督、1938年生まれの78歳です。 とても78歳の映画とは思えません。人間、年をとれば枯れるというわけではありませんので、年齢なんて関係ないといえばその通りなんですが、いきなりスマホ(っぽい)映像から始まったり、7,8組で…

「めぐりあう日/ウニー・ルコント監督」 監督に才能は感じるが、「9歳の時に養子に」という自他ともからの固定化が邪魔をしていないだろうか?

「冬の小鳥」、もう6年前ですか…。 いい映画との記憶もかなりぼやけてきています。2,3年に1本は撮ってほしい監督ですね。 この映画においても、映画的な物語の運び方や俳優の使い方に才能は感じますが、果たして再びこのテーマというのはどうなんでしょ…

「ティエリー・トグルドーの憂鬱/ステファヌ・ブリゼ監督」 ラストシーンが意味不明、あそこであのように切れる理由がわからない。

「母の身終い」のステファヌ・ブリゼ監督、最新作です。 主演のヴァンサン・ランドンさんも引き続いての出演で、昨年のカンヌ映画祭で男優賞を受賞しています。 ところで、この映画、なぜシネコン(ミッドランドスクエア シネマ)での上映となったのでしょう…

「ホース・マネー/ペドロ・コスタ監督」これは映画ではなく、抽象画の絵画展、あるいは写真展を見てまわる感じです。

事前情報を全く入れずに見に行きましたら、全くわからない映画でした。 幾度も落ちそうになったのですが、いつかきっと引き込まれるところが来るに違いないと頑張って何とか最後までたどり着いたものの、結局、全くわからない、と言いますか、感じるところが…

「ハートビート/マイケル・ダミアン監督」 ヒップホップ、バイオリン演奏、バレエ、アイリッシュダンス、各種混合パフォーマンスバトルがカッコいい!

パフォーマンスバトルもの、とでも言えばいいのでしょうか、ヒップホップダンスのバトル、バイオリン演奏のバトル、そしてラストは、やや「バトル」という言葉とはニュアンスが異なり、弦楽器&ダンスのコンペティションではありますが、そうしたバトルシー…

「ラサへの歩き方 祈りの2400km/チャン・ヤン監督」ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。

五体投地 五体、すなわち全身を地に投げ伏して礼拝する、仏教における最も丁寧な礼拝方法だそうです。 日本仏教では馴染みがない礼拝方法ですが、僧侶が膝をつき、額を床につけて両手を頭の上まで上げる姿を目にすることがありますが、あれも五体投地の変形…

「ブルックリン/ジョン・クローリー監督」この不思議な映画は何だろう?感情の表出が消され、ただただ明るいエイリシュは、アイルランド移民の強き意志の現れか?

随分前に予告を見た時から、まさにフィフティーズというメインスチルが強く印象に残っていたのですが、見るのが公開最終日になってしまいました。 1950年代、ひとりアイルランドからアメリカに渡った女性が、新天地での夢や希望と生まれ故郷への郷愁の間で思…

「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ/マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督」ホロコースト生還者レオン・ズィゲルさんの語りには強い力が感じられます。一部カットされていたのが残念。

落ちこぼれの子どもたちが、先生の熱意によって何かを見出し変わっていくという物語は結構ありがちです。とはいえ、いつも感動して涙してしまいます。 それに、実話ものが多いですね。この映画も、マリック役で出演しているアハメッド・ドゥラメさんの体験が…

「秘密 THE TOP SECRET/大友啓史監督」原作ファンも漫画読まずの映画ファンも楽しめます。突っ込みどころ満載!「るろうに剣心」はフロックだった?

大友啓史監督といえば、あの「るろうに剣心」の監督ではないですか! と、DVD でしか見ていないのですが思いの外良い印象でしたので、一度劇場で見てみようと出掛けました。「シン・ゴジラ」に続いて、メジャー系の日本映画を連続鑑賞です。 サスペンスもの…

「シン・ゴジラ/庵野秀明総監督、樋口真嗣監督」セカンド・インパクトはゴジラの来襲だった!

第一作目のゴジラが制作されたのは1954年なんですね。さすがに同時代に見ていることはありませんので、記憶にあるのはテレビ放映なのか、あるいはいくどか話題になったことで見たような気になっているのか、そんなところだと思います。 で、「シン・ゴジラ」…

「ヤング・アダルト・ニューヨーク/ノア・バームバック監督」世代間ギャップ?子どもがいるいないのしあわせ感?世渡り上手が得をする?あれもこれも入れ過ぎなのでは?

ノア・バームバック監督、46歳、本人のリアルな時代感覚が反映された映画なんでしょうか。 時代に敏感に生きてきたつもりの40代夫婦が、20代の若き男女の新鮮な感覚に刺激を受けつつ、またギャップも感じつつ変わっていく様子が描かれ、また、映画制作におけ…

「夏の終り/熊切和嘉監督」満島ひかりさんフィーチャーの映画としてみれば悪くはないが、昭和30年は感じられずかな

「愛のむきだし」で、何だこの子は!?と、ある種、衝撃を感じた満島ひかりさん、その後見ているのは、「カケラ」「川の底からこんにちは」「悪人」ですが、読み返してみますと、どれも監督をぼろくそに書いています(笑)ので、「悪人」以外は、満島さんの…

「セトウツミ/大森立嗣監督」まるでコントを見るように面白い。ん?それでいいのか?結局、池松壮亮&菅田将暉の映画です。

夏休みということもあるので仕方ないのですが、日本映画にそそられるものがありません。 で、上映一覧を見ていて、ふっと目に止まったのがこの映画。 「喋るだけの青春」のコピーと監督大森立嗣の名前、公式サイトの予告編で一笑いして、さらに興味がわき、…

「生きうつしのプリマ/マルガレーテ・フォン・トロッタ監督」皮肉まじりの人間愛に満ちた大人の映画です。女の秘密の先には男の意外な結末が待っています(笑)。

「ハンナ・アーレントの監督&主演の最新作」これがこの映画のキャッチになっているようです。 それだけ「ハンナ・アーレント」が良かったということなのでしょう。確かに、その後、本やネットで「ハンナ・アーレント」の名を目にすることが多くなった印象で…

「AMY エイミー/アシフ・カパディア監督」の構成力のすごさが光ります。エイミー・ワインハウスさんの CD を買いたくなること間違いなし。

このところ続けざまにドキュメンタリーを見ています。もちろん、結果としてですが、「FAKE」「ラスト・タンゴ」「シリア・モナムール」、そしてこの「AMY」と、2週間で4本目です。 この映画はいいですね。 ドキュメンタリーと言えども、ドラマと同じように…

「君がくれたグッドライフ/クリスティアン・チューベルト監督」感動ものかと思いましたら、意外とそうでもなく、ただ淡々と物語が進行する映画でした

「尊厳死」をテーマにした映画というのは、考えてみれば、結構多いですね。 見たもので、今ふっと思い出すもので言えば、「海を飛ぶ夢」「みなさん、さようなら」「母の身終い」、介助する側にテーマがあるもので言えば、「或る終焉」、その記事の中で紹介し…

「シリア・モナムール/オサーマ・モハンメド監督」 YouTube 映像の再構成で、新しい映像表現は生み出せるか?

シリアが内戦状態に陥ったのは2011年、もう5年余続いていることになります。 それに関わる多くの映像が YouTube や Facebook にあげられているらしく、それらをオサーマ・モハンメド監督が再構成した映画ということです。 監督自身はパリ在住らしく、この映…

「ラスト・タンゴ/ヘルマン・クラル監督」80歳代の伝説のダンスペア50年のお話、愛は消えても憎しみは消えず、なのかなあ…

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が、タンゴはフィンランド発祥だと語る「白夜のタンゴ」という映画がありましたが、それくらいタンゴは世界中で親しまれているということなのでしょう。 フィニッシュ・タンゴ(フィンランドのタンゴ)というようです。…

「エルヴィス、我が心の歌/アルマンド・ポー監督」トリビュートアクターのカルロス(エルヴィス)さん、充実した人生だったと思いますよ

アルマンド・ポー監督というのは、「BIUTIFUL ビューティフル」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督とともに共同脚本にクレジットされている方です。ただ、どちらも3人、または4人の共…

「FAKE/森達也監督」(完全ネタバレ)森監督自身が演技し、FAKE する

「この映画自体が FAKE じゃん」 これが、見終えて感じた印象です(でした)。 で、その後、この記事にまとめようと公式サイトを見てみましたら、「誰にも言わないでください。衝撃のラスト12分間。」の宣伝文句、へえー、そんな売り方していたんだ!?とや…

「シング・ストリート 未来へのうた/ジョン・カーニー監督」MTV世代が撮った懐かしの80年代UKポップス映画。やっぱり人は30年前を懐かしがる。

「音楽映画にハズレはない」は、ほぼ定説ですし、その上「青春恋愛もの」とくれば、これはもう鉄板でしょう。 とにかく、何も考えなくてもいい、楽しめる映画でした。 デュラン・デュランやザ・キュアー、アーハ…、後は、ホール&オーツも流れていましたっけ…

「ヴィクトリア/セバスチャン・シッパー監督」140分ワンカットが売りのひとつだとは思いますが、100分に編集すればもっと良くなったかも…

ネタバレになりますが、ストーリーを書きますと、 やや訳ありでスペインからベルリンに来て3ヶ月のヴィクトリアは、さみしさを紛らわそうと出掛けたクラブで、4人組の青年たちと出会います。多少の戸惑いを感じながらも、人恋しさゆえか、誘われるままに、…

「ふきげんな過去/前田司郎監督」 失われた20年に青春時代をむかえた世代の「憂鬱」、あるいは「絶望」の映画なのでしょう

こうしたテーマをこうした手法で表現することに、映画は向いていないですね。 こうした、こうしたでは訳がわからないと思いますが、ある種観念的な概念を現実的なものに象徴させたドラマ、簡単にいえば、作り物くさいドラマということです。 文字どおり、果…

「若き詩人、犬を連れた女/ダミアン・マニヴェル監督」ギヨーム・ブラック監督(女っ気なし、やさしい人)絶賛の新人監督、この二作融合の新作に大いに期待します。

公式サイトによりますと、「やさしい人」のギヨーム・ブラック監督が次のように語っているそうです。 『ダミアン・マニヴェルは、並外れたフレームと空間のセンスを持ち、フィルムに収めるその「場」に強い存在感を与え、またその「場」の空気をとらえる術を…

「ダーク・プレイス/ジル・パケ=ブランネール監督」シャーリーズ・セロンをもっと活かして!役柄的にははまり役でしょう。

8歳の時の自らの証言で実の兄を殺人犯にしてしまった女性が、苦しみながらも、自らの心の闇(ダーク・プレイス)に向き合うことで、自分自身を解き放っていく、なんて役、シャーリーズ・セロンの良さが最もでそうな役どころじゃないですか! さらに、監督は…

「裸足の季節/デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督」10年の時間が感じられず、なぜこの事件が今突然起きる?と不思議でならない

乱暴な映画だと思います。 10年前に両親を亡くし、祖母と叔父の家で、自由にのびのびと育てられてきた(としか見えない)5人姉妹が、学校の帰りに海辺で男子生徒たちと肩車をしたりして水遊びしたことが不純行為と咎められ、その日から突然(としか見えない…

「恋恋風塵/ホウ・シャオシェン監督」それにしても、なぜアフン(ホン)は郵便屋さんと結婚しちゃたんでしょう?

「恋恋風塵」、DVDでしか見ていませんので、デジタル・リマスター版でのリバイバル上映ということで見に行きました。 デジタル・リマスター版というものが、具体的に何を指すのかよく分かりませんが、字幕はDVDと同じですね。新しいバージョンというわけでは…

「葛城事件/赤堀雅秋監督」家族、抑圧的な父親、それによって起きる悲劇、無差別殺人、この設定が古臭くありませんか?

「その夜の侍」を見ていますが、この「葛城事件」を見に行ったのは、それが理由ではなく、昨日でしたか、一昨日でしたか、三浦友和さんが阿川佐和子さんのインタビュー(6/24 間違いです 何だったか忘れました)を受けているテレビを見て、なんとなく三浦友…

「海よりもまだ深く/是枝裕和監督」俳優の自然さ、ていねいな作り、滞るところのない編集、(原案、脚本、監督、編集)是枝裕和ワールドなんでしょう

親子ものも家族ものもあまり好みではない(好き嫌い多すぎ)のですが、是枝監督、一度も劇場で見たこともないのもどうかと思い出掛けました。 昨夜、ネット予約した時にはガラガラだったのですが、行ってみれば、100席あまりの劇場が満員です。 ああ、木曜日…

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」この映画を見ると、実は、ドキュメンタリーもドラマも、全く違いはないのだということがよく分かる

告発型の映画は好みではありませんので、マイケル・ムーア監督の映画も見たことはありません。 ただ、マイケル・ムーア監督=告発と考えてしまうのは過去の宣伝からの印象ですので、そうであるかどうかは見てみなければ分かりません。 それにしても、最近、…

「獣は月夜に夢を見る/ヨナス・アレクサンダー・アーンビー監督」この映画に、切ないだの、哀しいだの、秘密だの、愛だの恋だのは、ほぼ「ぼくのエリ」を意識した宣伝コピー。

映画っていうのは、本当に「宣伝」が重要ですね(笑)。 どの言葉に引っかかったのか、何に惹きつけられたかはもう忘れてしまっていますが、上映作品の一覧を見ていて、ふっと目が止まり、調べてみますと、すでに近場の劇場での上映は終わっており、遙か地の…

「コップ・カー/ジョン・ワッツ監督」アメリカ西部の風景ののんびり感と起きる事件の凶悪殺伐さのギャップが面白い

ケヴィン・ベーコンさん、ミスティック・リバー以来かもしれません。 最近は監督業にも手を伸ばしているようで、この映画では、主役だけではなく、エグゼクティブ・プロデューサーとしてもクレジットされています。 俳優としての役回りは、公式サイトにはコ…

「或る終焉/ミシェル・フランコ監督」あまりに唐突なラストで映画の内容が飛んでしまっています。無名か、それに近い俳優で撮るべきだと思います。

さほどいい映画だと感じたわけでもないのに、なぜか気になって、それ以後、時に、その映画を思い出し、他の映画を語る例えに出してしまう映画、ミシェル・フランコ監督の前作「父の秘密」がそれです。 その「父の秘密」(2012年)が、カンヌの「ある視点」で…