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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

監督:ピーター・ソレット

エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。

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みかんの丘

ザザ・ウルシャゼ監督

この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

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アスファルト

サミュエル・ベンシェトリ監督

人生あれやこれやいろいろあってもまだまだ捨てたものじゃないと気持ちが和らぎます

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ラサへの歩き方 祈りの2400km

チャン・ヤン監督

ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。

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最新記事

映画「天使にショパンの歌声を」(ネタバレ)別れの曲の歌付きとピアノ演奏、どちらもかなりレベルの高い生歌、生演奏です。

カナダ、ケベック州が舞台の映画です。 モントリオールが州都かと思っていましたら、ケベック市という都市があるようです。カナダには英語圏とフランス語圏があるのは知っていたのですが、ケベック州は公用語がフランス語のみらしいです。 この映画もフラン…

映画「皆さま、ごきげんよう」悟った大人の映画というべきか?

オタール・イオセリアーニ監督、前作の「汽車はふたたび故郷へ」を見ているのですが、あまりはっきり記憶していません。 ジョージア(旧グルジア)出身の監督で、ウィキには「旧ソ連下で公開禁止であったため、1979年にフランスに移住」とあります。亡命では…

映画「MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間」ドン・チードル初監督作品にして、迫真の演技でマイルスに迫る

タイトルは「マイルス・デイヴィス 空白の5年間」となっており、確かに1975年から5年くらいのブランクはあるようですが、内容は史実に基づいているわけではなく、ほとんどフィクションのようです。 音楽ものというよりも、拳銃はぶっ放すわ、カーチェイスは…

映画「SMOKE デジタルリマスター版」煙草の煙が目にしみる。あの時代、その涙は哀愁だったが、今は怒り…

1995年のベルリンで銀熊、審査員特別賞を受賞した「SMOKE スモーク」のデジタルリマスター版によるリバイバル上映です。 当時、結構ヒットしたようですが記憶にありませんので見ていないようです。 製作に日本が入っているのは、井関惺(さとる)さんという…

映画「エヴォリューション」ネタバレ/美しくも不可解な映像の連続、フランス発SF(?)ホラー

これからこの映画を見ようと思われる方は、どんな内容かを知ってから見るべきだと思います。さもないと、???で終わってしまいます。 映画自体は謎ばかりなんですが、謎解き映画ではありませんので、物語を知って見たからといって失うものはありません。む…

映画「こころに剣士を」大国に翻弄される小国エストニアの悲劇が根だけれども、それを抑えて静かに感動物語

2016年、最後の映画は静かなる感動物語でした。 戦争はいろんな悲劇を生みますが、この映画は、第二次大戦中はドイツ占領下であったためにドイツ軍として戦い、終戦後はソ連に併合されたために、今度は追われる身となったエストニア人のフェンシング選手の話…

映画「湾生回家」台湾に生まれ台湾に育った日本人の物語。他人の記憶も追体験すれば涙

台湾が、日清戦争による清の敗北により日本に割譲されたのが1895年、日本の敗戦により蒋介石の国民政府の支配下となったのが1945年、その間50年、日本の統治下にあったわけですから当然といえば当然、台湾で生まれ育った日本人がたくさんいたんだということ…

映画「聖杯たちの騎士」グリーグ、ドビュッシー、アルヴォ・ペルト、グレツキを聴きながらファッション雑誌を繰る

テレンス・マリック監督、この監督くらい世間(ではなく業界?)の評価と自分の感覚にずれを感じる監督はいません。 初期の「地獄の逃避行」「天国の日々」は40年くらい前の作品ですのでおいておいても、映画界復帰後の「シン・レッド・ライン」「ツリー・オ…

映画「ヒトラーの忘れもの」第二次大戦のちょっと違った視点ものだけど、意図的にタイトルにヒトラーを入れるのはやめて!

マーチン・サントフリート監督が「本作で描かれているのは、デンマーク人のほとんどが目を背けてきて知られていない史実です。」と語っているように、少年兵であったかどうかは分かりませんが、捕虜のドイツ兵に地雷除去をさせたのは事実のようです。 多分、…

映画「雨にゆれる女」夜景や暗い室内の撮り方が美しいですね

監督の半野喜弘さんは、「ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクー…映画界の名匠たちを魅了してきた音楽家」と紹介されています。 よく知りませんでしたが、確かに最近の映画では「山河ノスタルジア」にもクレジットされており、第52回金馬奨音楽賞ノミネート…

映画「ミス・シェパードをお手本に」舞台劇のほうが見たくなります。映画はちょっとばかり映画的に成りきらず。

ホームレスの話も、ジェントルマンの国では随分格式張った話になってしまいます。これがアメリカなら、もっとポップかロックな映画になるでしょうし、途上国であれば、子どもたちの話になるでしょう。 との印象を持ったのですが、それもそのはず、これ、イギ…

映画「誰のせいでもない」自己中の男が自ら何も行動しないでいたら、うまくいったよ、ってか? 面白い映画です。

ヴィム・ヴェンダース監督、7年ぶりの劇映画です。7年ということは「パレルモ・シューティング」以来ということになり、その間、「Pina」や「もしも建物が話せたら」のドキュメンタリーを撮っています。 この映画、公式サイトには「今作は 3D映画として撮…

映画「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。

いやあ~、最初から最後まで涙が止まりませんでした。1リットルくらい出たかもしれません(笑)。 ただ、単純に感動というわけではなく、とにかく細かいところでうまいんですよ。監督も、俳優も、もちろんジュリアン・ムーアもそうなんですが、ステイシーを…

映画「五日物語 3つの王国と3人の女」何をやろうとしたのかよく分からない、始めてはみたものの手に余ったって感じ。

ファンタジーものはあまり見ないのですが、「ゴモラ」のマッテオ・ガローネ監督の映画ということで…、と言いながら、実は「ゴモラ」の印象もあまりないのに、一体何が気になったのしょう? 原作となっているのは、17世紀にイタリアのジャンバティスタ・バジ…

映画『ブルーに生まれついて』イーサン・ホークの生歌もいけますが、さすが本人のはすごい!

イーサン・ホークが、劇中、生歌で「My Funny Valentine」と「I've Never Been In Love Before」を歌っています。 Youtubeで本人のものを聞いてみますと、さすがに、あらら…とは思いますが、映画の中では感動もし涙も流れます。 Chet Baker - My Funny Valen…

映画『秋の理由』老いてもなお青春、友人の妻を思い、年若き女性に好かれたい願望

詩人で、翻訳や映画評論もされている福間健二さんの最新作、本人の詩集「秋の理由」が原作とのことです。 福間健二さんの名前を知ったのは、佐藤泰志さんつながりだったように記憶しています。映画も初めてですし、詩も読んだことがありません。 こちらが原…

映画『灼熱』3つの時代の3組の恋人たちがひとつの物語を紡ぎ出す。「争い」「迷い」そして「許し」

1990年に始まり、その後10年にわたったユーゴスラビア紛争は、これまで幾度も映画になっていますし、多分これからも様々な視点からの映画が作られていくことでしょう。 スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、コソボ、マケドニア。 それぞれ…

映画「世界の果てまで ヒャッハー!」 なぜこの映画を買い付けたの?

各映画館の上映作品欄を見ていましたら、なんだコレ? 世界の…果てまで…? ヒャ? ヒャ? ヒャッハー!? ヒャッハー?? 何じゃ、これ?と、結構おバカ映画好きな私としましては、マウスのスクロールも止まってしまったわけです。 ふむ、ふむ…。「オシャレ…

映画「彷徨える河」巨大なアナコンダのごときアマゾンを上る(下る?)神話的物語かな?

今年のアカデミー外国語映画賞にノミネートされたコロンビア映画です。監督のシーロ・ゲーラさんは、Variety誌の「2016年に注目すべき監督10人」に選ばれているそうです。これですね。 10 Directors to Watch: Ciro Guerra: ‘Embrace of the Serpent’ | Vari…

映画「何者」テンポ、編集、カメラワーク、音楽、そして俳優、すべてに映画的センスがいい、けれど…

就活? ルームシェア? 5人の若者? んー、テレビドラマみたいだなあ…、と、かなり迷って見に行きましたら、面白かったです。ちゃんと映画になっていました(スマソ&笑) 見たいと思った理由のひとつに三浦大輔監督というのがあったのですが、うまいですね…

映画「ハート・オブ・ドッグ 〜犬が教えてくれた人生の練習〜」ローリー・アンダーソン、愛と死を語るという感じ

現在では、パフォーマンスという言葉は、ほぼ正しい意味あい、能力や出来栄えや公演といった意味で使いますが、70年代、80年代には、パフォーマンスアートのことを指していたと思います。 ローリー・アンダーソンは、その時代の代表格ではないかと思いますが…

映画「ザ・ギフト」監督は「キンキーブーツ」のジョエル・エドガートン、サイコ・スリラーより心理劇にすべきだった?

監督ジョエル・エドガートンと聞いても、何も浮かんでこなかったのですが、「キンキーブーツ」のチャーリーを演っていたオーストラリア出身の俳優さんでした。ハリウッドでもたくさん出演しているようですが、残念ながら他の映画は見ていないです。 この映画…

映画「ジュリエッタ」切実な愛の物語を期待していくと乗り遅れますよ。アルモドバル節に身を委ねればOK。

受賞はありませんでしたが、今年のカンヌのコンペ出品作品です。 今年のパルムドールは、ケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」、来年の3月公開です。グランプリが、グザヴィエ・ドラン監督の「Juste la fin du monde」、こちらも来年の2月…

映画「神聖なる一族24人の娘たち」マリの女性たちの性と生、女性賛歌的でエロさはないよ

「ロシア西部のヴォルガ川流域に広がるマリ・エル共和国」 こういう知らない国や地域の名を聞きますと、え?どこどこと、即、グーグルマップを開きたくなりますし、どんな映画だろう?と興味をそそられます。 もっと南のコーカサス地方かと予想してマップを…

映画「君の名は。」 アニメ初心者によるつまらない考察

劇場でのアニメ映画鑑賞デビューです。自分でも何を思ったか不明なまま「君の名は。」を見てしまいました(笑)。 これまで見たアニメは、「エヴァンゲリオン」の TV版すべてと映画版の1作くらい(はっきりした記憶がないので…)と、訳あって見た「魔法少女…

映画「人間の値打ち」さほど格差社会も人間の欲望も描かれておらず、サスペンスでもないのですが…

「見るべきか、見ざるべきか」なんて、大層な話ではありませんが、どうしようかなあと迷っていた思いを決断(?)させたのは、富豪の妻役バレリア・ブルーニ・テデスキさんです。 何と! 何と! あの「アスファルト」の看護師役のバレリア・ブルーニ・テデス…

映画「ダゲレオタイプの女」俳優がすごい!タハール・ラヒム、オリビエ・グルメ、マチュー・アマルリック、そしてコンスタンス・ルソー!

ダゲレオタイプ? 知らない言葉だけに、何やらあやしいげな印象を受けます。というのは私だけ(笑)? ただ、全然「あやしい」言葉ではなく、「銀板写真」のことでした。 フランス語タイトルは「La femme de la plaque argentique」で「銀板写真の女」といっ…

映画「奇蹟がくれた数式」 あまりにも内容がなくビックリ!

ケンブリッジ大学のハーディ教授役のジェレミー・アイアンズさん、先日「ある天文学者の恋文」を見たばかりです。 こういう知的な役が似合う俳優さんなんですね。 一方のデヴ・パテルさんは「マリーゴールドホテルで会いましょう」以来です。 監督:マシュー…

映画「みかんの丘」この寓話的真実で争いがなくなることはないにしても、この寓話的真実を理解できなければとっくに世界は終わっている。

さすがに現代では帝国主義戦争は起きにくくなっていますが、民族紛争はいたるところで起きています。シリア内戦、南スーダン、毎日のように何人死亡などと記事になっています。 この映画は、そうした民族紛争(戦争)の、ある意味核心をとらえた素晴らしい映…

映画「ゆれる/西川美和監督」 ブログ復刻版?

「永い言い訳」を見た際に、そういえば「ゆれる」について何か書いたはずだと思い、探しましたらありました(笑)。 ゆれる 発売日: 2016/09/14 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 以下、2006年当時に書いた文章です。 で、「ゆれる」です…

映画「永い言い訳」 監督自身の永い言い訳を聞いているようだ。男の影のような女の描き方は「ゆれる」と同じだね。

「ゆれる」以降、単独作品は全て見ているのですが、何も書き残していないようで、このブログ内に何もありません。なぜだろう? と考えながら、ウィキで西川美和監督の作品リストを見ていましたら、すごいですね。独擅場(どくせんじょう)です。 ゆれる(200…

映画「とうもろこしの島」グルジアとアブハジアの境界、悠久の大河エングリ川よ、人の争いなどきれいさっぱり流し尽くしてくれ…。

ジョージアは、「やさしい嘘(リンクは「バベルの学校」)」という映画を見て以来、気持ちの中だけですが、妙に親近感のある国です。最近では「放浪の画家ピロスマニ」という映画も見ています。この映画、良かったです。「当サイトおすすめ映画」に上げてい…

映画「淵に立つ」 ひとこと、筒井真理子さんを絶賛の映画です。

今年のカンヌ「ある視点」審査員賞を受賞しています。 面白いですね。ですが…(は、後で)。 深田晃司監督の映画は、「ほとりの朔子」「東京人間喜劇」に続いて三作目です。えらそうな言い方ですが、だんだん映画らしく洗練されてきています。 一貫している…

映画「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」 第二次大戦時の日米が描かれていますが、偏見もなく、バランスの取れた優しい映画です。

日本人から見れば、広島、原爆、ジャップが気になってしまう映画ですが、基本は少年ペッパーの交流と成長物語でしょう。 それに、原爆投下の善悪については、ごく一般的なアメリカ人の認識そのものなのだと思います。 監督は、メキシコ人のアレハンドロ・モ…

映画「アスファルト」再見。一枚一枚考え抜いて撮られたカットを丹念に積み上げた映画だからこそ持ち得る情感があります。

あまりの素晴らしさに、知らぬ間に再び劇場に足が向いていました(笑)。「アスファルト」再見です。 ところで、「再見」って、中国語にもあり、「さようなら」とか「またね」みたいな意味なんですね。See you again. と同じですね。 今回は夜7時くらいから…

映画「ジャニス リトル・ガール・ブルー」 単純な伝記ものっぽくややもの足りないけれど、動くジャニスを堪能できます。

「ジャニス・ジョプリン」 時代とともに記憶されているスターであるがゆえに、知っているようで知らない人物のひとりです。 よく分からないままにレコードを買った記憶があります。 ドラッグのせいで亡くなったことをいつどこで聞いたかは覚えていません。 …

映画「高慢と偏見とゾンビ」原作の良さにつられてみた映画に良作はない、の定説でいけば原作本に大いに期待?

高慢と偏見とゾンビ?? タイトルを見たときには、B級ねらいのキワモノ(ちょっと使い方が違う?)か?と思ったのですが、何と同タイトルの原作小説があるということで、それも公式サイトによりますとベストセラー本らしく、原作も読んでみなくっちゃいけま…

映画「アスファルト」人生あれやこれやいろいろあってもまだまだ捨てたものじゃないと気持ちが和らぎます

いやあー、今年のベストでしょう!! おしゃれですし、シュールですし、切ないですし、ナンセンスですし、笑えますし、ほっこりしますし、映画として冴えていますし、完璧でしょう! ですが、観客は私を含め3人でした(涙)。 団地の故障中のエレベーター。…

「エル・クラン/パブロ・トラペロ監督」 面白い題材なのに、実話ベースであることと、その内容の奇妙さ異様さにおんぶしすぎている

これは宣伝が大成功の映画ですね。 プロデューサー アルモドバルに、この予告編(いきなり音が出ます)、そりゃ誰もがぶっ飛んだ映画に違いないとむちゃくちゃ期待しますわね(笑)。 まあ、これが実話って言うんですから、確かに、ぶっ飛んでいるといえばぶ…

「ある天文学者の恋文/ジュゼッペ・トルナトーレ監督」 全編、オルガ・キュリレンコの魅力とエンニオ・モリコーネの叙情的旋律を楽しむ映画

ジュゼッペ・トルナトーレ監督、結構見ていますね。 「ニュー・シネマ・パラダイス」は DVDを含めれば何度も見ていますし、意外と好きなのは「マレーナ」で、シチリア島ののんびり感(知らないけれど)とモニカ・ベルッチの悩殺ボデーのアンバランス感といい…

「だれかの木琴/東陽一監督」 常盤貴子と池松壮亮の存在感が映画をきめている、誰にでもストーカーになれそうな気がする映画?

よく分からないけど、この映画面白いです(笑)。 何が「よく分からない」かは後回しにして、東陽一監督の映画は「サード」以降何も見ていなくて、30年ぶりに見た「酔いがさめたら、うちに帰ろう」を見てがっかりした話はこちらなんですが、この「だれかの木…

「オーバー・フェンス/山下敦弘監督」 オダギリジョーと蒼井優、この湿っぽすぎる男女は佐藤泰志ではなく、高田亮のもの(多分)

こんな男女の話でしたっけ? 佐藤泰志さんの作品は、発表されているもの全てを読んでいますが、かなり記憶が薄らいでいるようで、こんな話だったかなあ…というのが映画の印象です。職業訓練校の男たちの人間関係と整理がつかない妻との関係が中心で、特別男…

「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲/クロード・ルルーシュ監督」大人の恋愛映画というより、むしろ壊れることを恐れない若さあふれる男と女たちの恋愛映画

このしょうもない話(笑)をこれだけの映画にするってのは本物の巨匠です。 マジでです。 尾ひれがくどいことを除けば、まったくもってうまいですし、まったくもって面白いですし、現実と夢と妄想を見事に違和感なく融合させて、男と女 Un homme et une femm…

「映画よ、さようなら/フェデリコ・ベイロー監督」後半、一転して、え?何起きるの?と、ハラハラドキドキ感が面白い。

何だよ、このハラハラドキドキ感は!? って言うくらい、退屈な前半(スマソ)から一転、後半のサスペンスタッチが面白い映画でした。 前半は、邦題の「映画よ、さようなら」の通り、資金難で閉鎖せざるを得なくなったシネマテークの館長と支配人でしょうか…

「イレブン・ミニッツ/イエジー・スコリモフスキ監督」 78歳とは思えない映画、いや巨匠と言われる78歳だから撮れたのでしょう。

イエジー・スコリモフスキ監督、1938年生まれの78歳です。 とても78歳の映画とは思えません。人間、年をとれば枯れるというわけではありませんので、年齢なんて関係ないといえばその通りなんですが、いきなりスマホ(っぽい)映像から始まったり、7,8組で…

「めぐりあう日/ウニー・ルコント監督」 監督に才能は感じるが、「9歳の時に養子に」という自他ともからの固定化が邪魔をしていないだろうか?

「冬の小鳥」、もう6年前ですか…。 いい映画との記憶もかなりぼやけてきています。2,3年に1本は撮ってほしい監督ですね。 この映画においても、映画的な物語の運び方や俳優の使い方に才能は感じますが、果たして再びこのテーマというのはどうなんでしょ…

「ティエリー・トグルドーの憂鬱/ステファヌ・ブリゼ監督」 ラストシーンが意味不明、あそこであのように切れる理由がわからない。

「母の身終い」のステファヌ・ブリゼ監督、最新作です。 主演のヴァンサン・ランドンさんも引き続いての出演で、昨年のカンヌ映画祭で男優賞を受賞しています。 ところで、この映画、なぜシネコン(ミッドランドスクエア シネマ)での上映となったのでしょう…

「ホース・マネー/ペドロ・コスタ監督」これは映画ではなく、抽象画の絵画展、あるいは写真展を見てまわる感じです。

事前情報を全く入れずに見に行きましたら、全くわからない映画でした。 幾度も落ちそうになったのですが、いつかきっと引き込まれるところが来るに違いないと頑張って何とか最後までたどり着いたものの、結局、全くわからない、と言いますか、感じるところが…

「ハートビート/マイケル・ダミアン監督」 ヒップホップ、バイオリン演奏、バレエ、アイリッシュダンス、各種混合パフォーマンスバトルがカッコいい!

パフォーマンスバトルもの、とでも言えばいいのでしょうか、ヒップホップダンスのバトル、バイオリン演奏のバトル、そしてラストは、やや「バトル」という言葉とはニュアンスが異なり、弦楽器&ダンスのコンペティションではありますが、そうしたバトルシー…

「ラサへの歩き方 祈りの2400km/チャン・ヤン監督」ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。

五体投地 五体、すなわち全身を地に投げ伏して礼拝する、仏教における最も丁寧な礼拝方法だそうです。 日本仏教では馴染みがない礼拝方法ですが、僧侶が膝をつき、額を床につけて両手を頭の上まで上げる姿を目にすることがありますが、あれも五体投地の変形…