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そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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山河ノスタルジア

ジャ・ジャンクー監督

言葉のないところに叙情的風情が生まれる。2025年、現実の世界は「世界」になる。

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放浪の画家ピロスマニ

ギオルギ・シェンゲラヤ監督

毎食ワインとパンとサラダのような、考えてみれば結構シュールな、美しき構図の映画でした

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マジカル・ガール

カルロス・ベルムト監督

魔法少女ユキコは、男たちの欲望を一身に受け止め、ソウルジェムは濁りきり、やがてメンヘラ魔女と化す

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火の山のマリア

ハイロ・ブスタマンテ監督

出だしはやや退屈ですが、中盤からはお母さんの存在感に惹きつけられ、そしてラストは「そっちか!?」とびっくり!

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最新記事

「裸足の季節/デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督」10年の時間が感じられず、なぜこの事件が今突然起きる?と不思議でならない

映画

乱暴な映画だと思います。

10年前に両親を亡くし、祖母と叔父の家で、自由にのびのびと育てられてきた(としか見えない)5人姉妹が、学校の帰りに海辺で男子生徒たちと肩車をしたりして水遊びしたことが不純行為と咎められ、その日から突然(としか見えない)、祖母と叔父によって、幽閉状態のような環境に置かれるところから物語は始まります。

祖母や叔父は、なぜ、10年間、彼女たちを自由奔放に育ててきた(としか見えない)のに、突然、その考え方を変えたのでしょうか?

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トルコの小さな村に住む美しい5人姉妹の末っ子ラーレは13歳。10年前に両親を事故で亡くし、いまは祖母の家で叔父とともに暮らしている。姉妹たちは、ある日、古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられてしまう。「カゴの鳥」となった彼女たちは、自由を取り戻すべく奮闘するが、一人また一人と祖母たちが決めた相手と結婚させられていく。そんななか、ラーレは秘かにある計画をたてる……。(公式サイト

 

もし、祖母や叔父が、その後彼女たちに示すように、この10年間イスラム規範に則って厳格に育てようとしたのにもかかわらず、冒頭からのシーンで見られるように、彼女たちが自由奔放に育ったとするなら、この映画の事件(?)は、10年を待たずして起きていたはずです。

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